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これまでを振り返って

2009/11/18 01:11
やっと演奏会記録を更新しました (こちら
2007年以降全く更新してなかったので、かなりの量でした(はっきり思い出せず保留になっている曲も)。
なんだかんだ言っても、病気後の約1年ですでに16回の本番をこなしていました
すごく感慨深いものがあります

いままでブログにも書きませんでしたし、特に誰かに話したわけでもありませんが、病気の後は、半年間休学し(と言っても実質オーボエのレッスンを休んだのみでピアノや理論の授業には出席していましたが‥)、私の休学が終わったと思ったら今度は先生が怪我で学校を休まれたりで、約10ヶ月オーボエのレッスンを受けられなかったため、密かに非常に長いブランクを感じていました。

体調が上向きになり始めた今年の1月頃から家では個人練習をしていましたし、ほとんど毎日のように学校には行っていたので、私の姿を見た人は、私が病気のブランクを感じていたことは知る由もなかったでしょう。

ここから、すこし暗い話になってしまいますので、読みたくない人はとばしてくださいね!
じつは私の障害『半盲』はおそらく治らないと思われています。
いままで出会ったありとあらゆる診療科の先生(ドイツでも日本でも)に尋ねましたが、どの先生も『おそらく治らないでしょう』と言われましたし、病後1年4ヶ月が経った今でも、ほんの少しだけ良くなったような気はしますが、目立った回復は見られません。

さらに、障害は半盲だけでなく、視野全体に関わるもので、私は、以前のようにははっきりとものを見ることができません。
見えることは見えるのですが、少しぼやっとするというか、とくに細かいものの識別はかなりの集中力をもってやっと見えるという感じです。
遠くのものしかりで、例えば、人の識別も前よりかなり難しくなり、道端で友人知人とすれ違ったとしても、誰か判別するの以前よりにひと呼吸ふた呼吸余分にかかる感じです。

そうは言っても、すべてを『絵的な情報』(どういう姿形かどうか)で判断しているわけではなく、例えば表情だったりしぐさだったり、声だったり、そういう『総合的な情報』から判断しているので、それについてはそんなに困るわけではありません。

困ることと言えば、リードをつくる&楽譜を読むことです。
これはしかし、ここに書く以上、はっきりと言いますが、今はもう困っていません
病気の直後からしばらくは『どうしたらいいのか』とかなり苦しく悩む日々でしたが、15回も本番をこなしたことで、今はもう『問題ない』とはっきりと言えます。
内容は詳しくは書きませんが、自分自身で、このような状態で演奏をすることの経験値を積み、本当にいろいろな方法を試しました。
試行錯誤の末、自分なりの方法をいくつも発見しました。

技術的なことだけでなく、『感情のコントロールの仕方』は非常に学ぶところがありました
本当にたくさんの先生、友人たちがアドバイスをくれました。
なかでも、心に残っている言葉は、教授法のレッスンをしてくださる、フルート科の先生の言葉。

それはまだ試行錯誤の途中、暗中模索の真っ只中の5月の室内楽演奏会前に頂いたアドバイスです。
それは木管八重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットそれぞれ2本ずつ)の編成で、先生と学生が合同で演奏したのです。
たまたま同じバスに乗り合わせた私と先生は、そのProbe(合わせ練習)のために一緒に学校まで歩いていました。

『調子はどうですか?』
と聞いてくださった先生に、私は日々感じている悩みや疑問などを正直に打ち明けました。
私の悩みをひととおり聞いた後にたった一言だけくださったアドバイスが。

『Spaß machen.(楽しんでやってごらん)』

私も詳しいことはわかりませんが、じつはこの先生は、私とは違ったかたちで視覚障害をお持ちなのです。
ですが、レッスンではもちろんのこと、演奏からもそのようなことを全く感じさせることもなく、素晴らしい音楽家なのです。
フルート奏者、先生としてはもちろんのこと、人間的にもとても尊敬しています。

その先生のアドバイスだからこそ。
この言葉は一生忘れないと思います


障害があるとかないとか。どんな状態だとか。
そんなことは問題ではありません。
他の人がどう言おうともそれも関係ありません。
『それで、どうする
ただそれだけです。

私は『それでも、オーボエをやろう』と決めました。
そして今は、病気の前よりもたくさんの演奏機会を頂き、前よりも格段に楽しいです

今週末は、私の好きな作曲家のベスト3に入るブラームスの『ドイツレクイエム』
来月は夢だった『クリスマス・オラトリオ』
さらにこれから木管五重奏もやることになりました!
木五は、本当に大好きな室内楽の形態なので、ずっとやりたかったのですが、残念ながらドイツに来てから演奏機会がなかったんです。
先日の吹奏楽のムッケ(演奏のお仕事)でホルン奏者と知り合えたのもすごく幸運でした。それも彼女のほうから『木五やらない?』と聞いてきてくれたのです!
本当にやりたいと思ってたら、願いはかなうんですね
よっし、明日からまたがんばりまっす
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おひさです。

ご無沙汰しています。夏以来。
私も再来週は木5の本番です。イベール・ニールセン・トマジ・ワイル・・・なんちゅうコンサートや。
さて、お願いしているCD、ふと思ったんですが、もしCD屋さんに行く機会があれば、以前紹介したHPのアドレスを店員さんに見せてみては?最近、ネット端末持った店舗もあるので(タワーレコードとか)、すぐに調べがつくかも・・・と期待。
すみません。忙しそうなのにお願い事をしてしまって・・・。



をかもとさん

ご無沙汰です~。もう完全復活した?
木五をたくさんやっていてうらやましいわ。
楽しそうなプログラムだね。がんばって!

その案は考えつかなかったよ。
でも、私はCD屋さんにはめったに行かず(年に1回くらい?)、毎回、以前メールした通販ショップで買ってるのです。
店だと視聴もできないし、定価だし、何回も足を運ぶのが面倒なので。
それに、私の住んでる街だと、品揃えが激しく悪い店しかないのです。東京とは雲泥の差。私の地元の方がはるかに良いよ。
というわけで、もう一回そのサイトで探してみるね。
無理だったら、CD屋さんに行ってみるよ。でも来週以降になると思う。
もうしばらくお待ちを‥!



をかもとさん

今もう一度調べて見たんだけど、やっぱり私の愛用してる通販屋jpcでは売ってないかも。
以前DVDは見つかったとメールしたけど、よくよく見たら、ジャケットも微妙に違うし、2005年の出版なんだよね。
以前も同じ名前でDVD出してるのかしら???

CDは何度検索してもヒットしないし‥。
この店、ものすごく品揃えがいいところだから、ここで売ってないのがお店で注文できるのかな、という懸念はあります。
来週以降に一回お店に行ってみるよ。
だめなら直接購入しかなさそうだね。



「Quadriga」って、一般的なネームんぐみたいだし(ググるとやたら引っかかる。)、ありがちなのかも。まあ、無理ならいいですよ。なぜかハンガリーにも友人がいるので、そちらのルートでも当たってみます。もしお店であたりがつかなかったら、連絡ください。いろいろすみませぬ!!



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