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感動の嵐の演奏会~ドッペルコンチェルト~

2006/03/19 11:06
コンサートに行ってきました。

〟Ein Tanzabend〝

(かなり長いレポになっていますので、時間のある方のみ続きをお読みくださいね)
Tanz=踊り、Abend=夕方 ですから、〟ダンスの夕べ〝と言ったところでしょうか。そう、コンサートと言うより舞台でした。あくまでも踊りがメイン
プログラムを見たとき『Tanzabend? なんじゃそりゃ?!』と思っていたのですが、 小さいけれどもTheaterにはバレエ団があり、彼らが踊るということ。 この音楽で、バッハの〟ブランデンブルグ協奏曲〝などをやるとのこと。を知り、バレエ&バッハ好きの私としては『これは行かねば!』と思っていたのでした。

昨日のレッスン後、先生より『明日のTanzabendのProbe(合わせ練習)がこの後あるけれど、興味ありますか?』とProbe見学を誘って下さったのですが、残念ながら昨日に限って大事な約束が。『きょうは別の約束があるんです‥。でも、コンサート(本番)を見に行きたいです』と言うと『でも、チケットが高いのよ』
先月の話ですが、Oper(オペラ)のProbeを見学させてもらったところ、公開直前だったためかフルで通し練習があり(もちろん歌つき、メイクもセットも本番どおり)、タダで見れ&聞けた上、舞台裏まで知ることができたため『Probe見学ってオイシイ!』と味を占めていただけに、このお誘いを断らねばならなかったのは大ショック
でも、お金払ってでも行くつもりだったので、念のため毎回先生が演奏されるのか(Tanzabendは数回行われる)確認すると『手伝い(代役?)なので全部は乗りません。また今度決めましょう』とちょっぴり謎な回答

その夜、先生からSMS(携帯メール)が 『明日のTanzabendのプレミア(初日公演)のチケットを手に入れましたが、もし見に来たいのであれば差しあげますよ』との事。きっとFreikarte(招待券、無料券)だ。なんてラッキー もちろん、ありがたく受け取る旨を伝えました。

本番直前に先生とお会いし、チケットを頂きました。その時に曲目を尋ねると、なんと
バッハの 〟Doppelkonzert〝 もやるとのこと(正式には、Konzert für Violine und Oboe D-Moll、バイオリンとオーボエのための協奏曲)。一瞬耳を疑いました。ソロですよ! 室内楽ならともかく、コンチェルトのソリストとしての演奏がこんなところで聞けるなんて!!

バッハのドッペルコンチェルトと言えば、〟2台のバイオリンのための~〝が有名ですが、こちらも負けず劣らず、いやそれ以上に素晴らしい! 特に2楽章が夢のように美しいメロディーで、持ってるCDを何度エンドレスにして聞いたことか。この2楽章やりたさに、私も大学時代に一度トライしたことありますが、きつかった~ 高度なテクニック・音楽性が要求されるのはもちろんのこと、とにかく休みが少なく吹きっぱなしで、長くてツライ! 先生、こんな曲をやるのに聞くまで言わないなんて、なかなか罪深いですよねぇ

頂いた券の座席は、ほぼ真正面の真ん中後ろより。きっと買ったら一番高い席にちがいありません。私のためにわざわざ招待券を確保して下さったんでしょう。しかも、曲がドッペルコンチェルトで、たまたま今回は先生が演奏するという、またとない機会だけに、わざわざProbeから教えて下さったんだ!(先生の出番はとても多いので、普段は、こちらから聞かないと教えてもらえない)。先生のお心遣いに気づき、感謝の嵐 これは、もう一度お礼を言わねば。

そんなわけで、一気にボルテージも上がりました
前半は、現代曲で、弦楽器だけというので、気を楽にして(?)見ていたのですが、Tanzが素晴らしい。16分音符連続の、無機質な、いかにも現代~って感じの音楽にぴったりマッチした、とっても斬新な振り付け。履いていた靴を脱いだり、投げたり、壁に貼り付けたり、はたまた人が突然舞台から消えたり(落っこちたり)、いきなり服を脱がされたり(女性もですよ。そして、上半身は何も身に付けていないの。びっくりした~振り付けっていうより、まさしく〟表現〝って感じです。なんか、すごいなー。前半終了時点で、すでにブラボーコールが。

後半は、バッハ。またセットが変わってて、真ん中のダンサーの着ている衣装も、腕の部分が10mくらいずつあって、奇抜でおもしろい。演奏の方は、管楽器も加わって、まずはブランデンブルグ協奏曲第6番など。
後半の方が、数人でまとまって踊るので、少しはバレエっぽい感じ。今度の踊りの方が、好きだなー。曲と曲の間の無音部分も踊りがあって、お客さんたちは、盛り上がった後一区切りついたところで拍手したかったみたいですが、その拍手さえも許されない緊張感が続きました。

いよいよドッペルコンチェルト。出だしから、キタ~ ヤラレタ~ッ という感じ。Tuttiの部分で重ねて吹いていても、先生の音だけちゃんと聞こえるんですよね。しかもオケピット(舞台手前下の、地下になってる部分で、とても狭い)の中なのに。この曲とても難しいんですけど、そんなこと微塵も感じさせないテンポ速めな軽快な演奏。目の前ではダンサーたちが踊っていて、ピットの中まではさすがに見えないにも関わらず、もう耳だけに集中してしまい、何も見えません状態

先生、いつの間にコレ練習したんだろう?!(←いつも謎なんです。あんなに大量な難しいソロを。先生と言えども練習しないと吹けないはず。というのは、レッスンで私の課題を先生が初見で吹かれると、やっぱり先生でも難しいところは間違います。金曜の午後のレッスンの時だって、きょうはまだ何も吹いていないと言っていたし、レッスン後はすぐ本番があったはずだし。) 

1楽章があっと言う間に終わり、無音状態でダンサーのソロダンスが続きました。それがあまりにも長いので『もしや、このままこの曲終わりとか、やめてよね?!(コンサートでないので十分ありえる)』と思っていたら、ちゃんと2楽章が始まりました。ほっ。
あぁ~美しい‥。ため息ものです 旋律の美しさ、弦のピチカートの美しさもあるけれど、なんと言っても先生の音が。。。。なんだか、この世の物とは思えませんね もう、ソロのバイオリンすら耳に入らなくなってきました

続けざまに3楽章。この楽章、もう本当に難しくて苦しいんですよね。私は前回演奏したとき、この楽章だけはやりませんやれませんでした。あの2楽章だけで既に苦しくて倒れそうなのに、続けざまにこの早い楽章を演奏するなんて絶対無理! でも先生、びくともしないのはさすがです。うわーすごすぎ。と思ってたら、あっと言う間に終わってしまいました。

程なく、踊りも『(続く‥)』と言う感じで、そのまま幕引き。ブラボー
前の方のお客さんは、みんなスタオベでした。すぐにカーテンコールに答えたダンサーたちは、まだ荒い息をしています
そして! 2度目のカーテンコールで先生とバイオリニストたちと指揮者も舞台に登場。ちゃんと演奏のソリストも舞台上に呼んでくれるなんてエライ! もちろん力の限りに拍手しましたよ
こういうとき一列に並んでる出演者たちは、みな一斉に前に進み出てお辞儀したり戻ったりすると思うんですけど、先生はこの動きに慣れていないのか、しきりに左右の人々の動きを確認してタイミングを合わせていて、いかにも真面目な先生らしくて思わず微笑んでしまいました

『コレはぜひとも今すぐ感動を伝えねば!』と思い、帰るお客さんたちの流れに逆らってなんとかオケピットの側に行くと、先生はまだ楽器を片付けてらっしゃいました。よかった、間に合って!
『ブラボ~! ご招待頂きどうもありがとうございました』なんとか精一杯の気持ちをこめて伝えると、『全然問題ないわ。きのうチケットをもらったのだから』わざわざ手配して下さったに違いないのに、なんて優しいんだーとまた感激

今まで行ったコンサートの中で、間違いなくこれはナンバー1でしたね
こんな演奏聞けてよかった~ これだけでもドイツに来た価値があるってもんです。そしてこんな先生の弟子でよかったーと心から思いました。これからは、レッスンで課題が多すぎる! とかぶつぶつ言わずに、がんばるぞーと誓ったのでした
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